日記

投資の記録をしています

6232 株式会社ACSL(えーしーえすえる)

6232 ACSL

 

 

どんな会社か

株式会社ACSL

産業用ドローンを作って売っている会社。

千葉大学発祥のスタートアップ企業で、2013年設立、2018年12月に東証マザーズ上場。

攻撃目的のドローン技術の開発、技術提供は行わない方針。

 

コアの技術は「自律制御システム」

統合報告書2022のP14

大脳:「環境センシング」で、自分が今どんな環境にいるのかを理解

小脳:「環境センシング」からの情報を元にドローンが自律的に自分の動作を制御

インターフェイス人間がドローンを直感的に安心して操作できるようにする

 

 

ドローンの今後の見通しは?

2023年12月期 第3四半期決算説明資料.pdf

 

ACSLの2023年3Qの業績は?

以下は決算短信から前期と今期3Qまでの数字を拾ってきました(Qごとの損益ではなく累積)

2023年12月期と2022年12月期の業績

11月に発表された決算(3Q)では、売上657百万、原価715百万で、売上よりも原価が上回っている状態です。

2023年12月期 第3四半期決算説明資料.pdf

 

この売上原価が大きかった原因は2Qの決算発表説明会で説明されていました。

前期大きく売上総利益を圧迫していたのは、部品製造の変動費の材料原価で、半導体、電子部品が高過ぎたうえに為替の影響をすごく受けていたようですが、徐々に改善されているよう。

【IR資料】2023年12月期 第2四半期決算説明会書き起こし.pdfのP30

 

実際に2022年12月期の有価証券報告書を見ると、売上1,635百万円に対して材料費が1,220百万円と70%も占めていました・・・。

 

ACSLの今後は?

2023年12月期 第3四半期決算説明資料.pdf

2023年12月期の売上については、今手続きが進んでいる輸出許可がいつ出るかどうか、そして今年中に納品ができるかどうかで大きく変わりそうです。

 

またアメリカやインドなど脱中国を政策として掲げている国など、海外の企業の需要を取りこぼさないように取りに行く方に軸を持っていっている印象です。

とくにアメリカは対中国への様々な規制が多いし、これからも増えていく可能性は大いにありますから、それなら中国製ではないものを買っておこうとなるようです。

 

業績目標

2023年12月期 第3四半期決算説明資料.pdf

直近では2025年に売上100億、営業利益10億を目標としています。